最近では、格安SIMに乗り換える人も多いと思います。
格安と聞くと「安かろう、悪かろうのサービス」と思いますが、安いのにはもちろん理由もあるのは確かです。
でも、覚えて起きたいのは、通信エリアは大手の携帯会社と同じという事です。
格安SIMは、docomoなどの大手通信網を利用ができて、全国どこでも、ほぼ問題なく通話やインターネットを利用することができます。
格安SIMは何故安い?格安SIMの仕組みは?
格安で広いエリアが利用できる理由は、格安SIMの仕組みを見れば分かります。
「MVNO」と呼ばれる格安SIM事業者は、独自の通信回線を保有してはない。
大手の携帯電話会社(MNO)が、敷設した通信回線の一部を借りてサービスを提供しているのです。
なので、スマホやタブレット、パソコンなどから接続する基地局や通信エリアも大手の電話会社と同じになります。
それと、格安SIM事業者は、基本的に店舗をもたず量販店などを間借りをしていたりする事で、店舗や人件費を大幅に安くしています。
- 格安SIM事業者は、大手の通信網を借りて運営している。
- 店舗や人件費で大幅にコストをカットしている。
格安SIMの違いは通信速度とサービス
大手提携会社と、格安SIM事業者の差はどこにあるのでしょうか?
それは、基地局までのルートは大手も格安の事業者も変わらないが、基地局から先にある接続設備へのルートが異なる。
大手携帯会社との違いは2つ。
- 回線許容量が大手携帯会社と違う。
- 乱立している格安SIM事業者間でも違いがある。
まず、回線許容量を、通信の快適性と混雑のしやすさとして考えると分かりやすいかもしれない。
当然、回線許容量が多ければ、たくさんの人が同時に利用しても混雑せず、快適にインターネットを利用できるけど、逆に回線許容量が少ないと、利用者が殺到した時に、通信速度が低くなって快適な通信サービスを提供できなくなる。
回線許容量は公開されていないので、業者間の比較はできないのですが、大手携帯電話の場合、混雑で通信回線が低くなるような状況は起こらない。
やはり、大手携帯電話会社は、回線許容量はかなり多く、いつでも安定しているのが格安SIMとの大きな違いではないでしょうか。
格安SIMは、実際に速度低下を実感することがたまにあったりします。
それは、利用者が集中しやすい時間帯に起きます。
朝の通勤、通学時、ランチとお昼休み時、午後のティータイム、そして帰宅時などが主な集中する時間帯。
この時間は、スマホを手に取りやすい時間帯になり、このように通信サービスの品質という点では、大手携帯電話には負ける点です。
そして、曜日によっても利用者状況は変わってきます。
曜日別利用量 | |
---|---|
月曜日 | 通信量は少なめ |
金曜日 | 夜の通信量は多い |
土曜日・日曜日 | 全体的に使われやすい |
そして、混雑時の速度目安でも一目瞭然。
混雑時の速度目安 | |
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12時台 | 大手携帯電話会社 46.8Mbps |
格安SIM 0.9Mbps |
|
13時台 | 大手携帯電話会社 21.7Mbps |
格安SIM 36.1Mbps |
速度が低下しないように、格安SIM事業者が通信回線の許容量を増やせば良いのですが、回線を借りる金額は高額で、需要と供給のバランスを考えると、ピーク時に合わせて回線許容量を設定するのは難しいのも現実のようです。
ある意味、格安SIMの欠点を理解して、速度が低下しやすい時間帯は、Wi-Fiが使える場所に回避して、やり繰りし格安SIMを賢く使っていくのが良いでしょう。
格安SIMと基本プランとサービス
格安SIMのプランは主に下記の通り。
- 「データ通信のみ」
- 「SMS付き」
- 「通話付き」
- パソコンやモバイルWi-Fiルーターでつかうならデータ通信がオススメ!
- スマホでの通話やスマホのテザリングなどを使う場合は通話付きプランがオススメ!
格安SIMの枚数と通信量の翌月繰り越し
タブレットやパソコン単体でつかうなら契約は1つだけになる。
ただ、スマホとパソコン、スマホとタブレットといった場合には、2台以上で格安SIMを使いたい場合には、複数枚のSIMが発行できて、データをシェアできるプランも格安SIM事業者も存在する。
だいたいのプランは、発行できるSIMの枚数が決められていて、SIMを1枚しか提供できないプランもあるので、その辺は事前に調べておいたほうが良いでしょう。
後は、サービス内容で、格安SIM業者によっては、余った通信量を翌月へ繰り越す事ができたり、通信速度を切り替えられたりするものなど、便利なサービスもあります。
今月は、通信量を使い切れなかったとしても、翌月に通信量を繰り越せるので無駄にならないくてお得なサービスもあるので要チェック。
それと、自分のネット使用量が分からない人でも、初月の結果を把握して見直せるというのは良いかもしれませんね。
もし、大量に余るようなら容量を減らし、足りないようなら容量を足せば自分にあった使用量と金額が選べます。プランの変更などは、格安SIM事業者の会員ページのほか、スマホのアプリから変更手続きができる格安SIMもあようです。
端末に適した格安SIMの選び方は?
格安SIMも利用する機器によって違いはあります。
まず、調べておきたいのはSIMロックが掛かっているか?それともSIMロックフリーなのか?
最近はSIMロックフリーの端末も多く売られていたりします。もし、SIMロックフリーの端末を持っていない人は、格安SIM事業者の方でも端末は用意しているので、持っていない人はチェックしても良いかもしれません。
2つめはSIMサイズ。SIMにはnano(ナノ)、micro(マイクロ)、標準という3種類のSIMカードがあると言うこと。このSIMカードのサイズが違うと使えないので、ご自身の端末をしっかり調べておきましょう。。
3つめはLTEの周波数帯(バンド)で、各社のLTEのバンドは異なります。
一方で、端末側でも利用できるバンドはそれぞれ決まっていて、格安SIMを投入しても、端末側が対応するバンドが少なければ、通信エリアが狭まったり、速度が低くなったりします。
そして、端末によっても最大受信速度が低いものもあったりすると、SIMの性能を発揮できない場合があるのでその辺も調べておいたほうが良いですね。
いよいよ格安SIM事業者とプランを選ぼう!
基礎知識と選び方を理解できたら、いよいよ自分に合う格安SIM事業者を検討しましょう!
ところで、格安SIMってどこで買うの?
- 家電量販店などの店頭で買う方法やネットショップで買う方法。
- 格安SIM事業者のウェブサイトで直接申し込む方法。
最近では、店頭に専用カウンターを設けている格安SIM事業者も増えてきています。
もし、相談しながら決めたい場合は、専用カウンターを利用したほうが安心かもしれませんね。
もしくは、利用したい格安SIM事業者やプランが決まってる人は、直接ウェブサイトから申し込んでも大丈夫です。
※スマホ用のSIMも一緒に申し込む場合は、契約中の携帯電話会社でナンバーポータービリティ(MNP)の予約番号を取得し、この番号を使って新しいSIMを申し込まなければいけません。
ここからは、具体的な格安SIMのプランを選びましょう。
目安として欲しいのが3つあります。
取り敢えず格安SIMを試したいなら?
- とにかく格安SIMを試したいなら、月額1000円以下で入れるプランがオススメ!
- メールチェックが出来れば良いなら、月額500円台以下で利用できるプランがオススメ!
- スマホとパソコンを一緒に利用したいなら、SIMカードを複数発行できるか、同一名義で複数のSIMを契約すると割引や通信量を分け合えるプランがオススメになる。
月1000円以下といっても1ヶ月に利用できる通信量は2G~4Gもある。スマホの一般的な契約が2G~5Gなので、パソコンだけなら十分だ。速度や料金などは殆ど横並びだが、データの繰越や速度の切り替えなどのサービスまで視野を広げると差が出る。
まずは、手頃なプランで使い始め。さらに活用したければ月5GBや10GBなどの大容量プランに変更すれば良い。速度に不満があれば契約を解消し、別の格安SIMと再契約することも可能。データ専用プランなら縛りもないので乗り換えも簡単。
メール向けのプランは、通信速度を抑えたものが主流になる。
変わり種は、月500MBまでの無料の「nuro mobile 0 SIM」や月100MBまで299円という「FREETEL SIM」だ。これは、利用した通信量んいよって段階的に金額が上がる仕組み。
3つめのスマホとのシェアは、単体契約と比べると複雑だ。手段には通話プランで契約してSIMを追加するか、複数契約して通信量を分け合えるようにするかだ。プランによよっては、初めから3枚までSIMを発行できるといったファミリー向けのぷらんがあり、これだと追加料金が発生しない。