インターネット時代の進化と共に進化してきたのが、周辺機器ですよね。
中でも、無線LANと言われるWi-Fiの進化には目を見張るものがあります。
そこで、最新のパソコンやスマホ・タブレット、ゲーム機、テレビ機器などを最大限に活かす為に、高速で快適なWi-Fi環境を整えために必要な事を調べてみました。
無線LAN(Wi-Fi)ルーターの種類と選び方
Wi-Fiルーターは、速度や複数対応、接続距離によっても値段が違います。
その前にWi-Fiルーターって、どんなメリットがあるの?って思う人も多いと思います。
Wi-Fiの最大のメリットは、モバイルの回線を使わずにスマホやタブレット、パソコンでインターネットに接続できるるという点です。
ドコモやau、Softbankといったキャリアの回線とは別経路でインターネットに接続するので、キャリアのバケットを消費しなで、Wi-Fiをうまぐ使えばスマホのパケットプランを安いものに切り替えることもできます。
つまり通信費を節約する事が可能なのです。
また、テレビやプリンター、デジカメ、ロボット掃除機といったWi-Fi対応家電を導人することで、スマホと家電を連携させたり、家電をインターネットにつないだりできるようになり、出先から自宅の家電を操作するといった、新しい家電の使い方を実現できます。
古すぎるWiFIルーターだ大丈夫?
スマホやパソコンも進化するにつれて、Wi-Fiルーターや規格も進化していきます。
古すぎるWi-Fiルーターは、十分な性能を得られないと考えるほうが良いと思います。
それに、安全に使うためのにも新しいルーターも必要でしょう。
そして、安全にインターネットをするためのせっても再確認が必要です。
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そもそもWi-Fiの規格がいろいろあって分からない
WI-FIには、いろいろな規格が存在します。
でも実際に家庭で利用できるのは「IEEE802.11」シリーズで、末尾にアルファベットが付き、「11n」(イチイチェヌ)や「11ac」(イチイチェーシー)というように、主に六つの規格があり、それぞれ理論最大通信速度が異なります。
「11ad」は最新規格で、まだほとんど終及していないので、今は考えなくてもいいでしょう。
逆に「11b」「11a」は古い規格で、この「11b」「11a」だけを搭載したWi-Fiルーターも現役ではないので、もし使用されている方は、買い替えも考えた方が良いでしょう。
では、実際に現在使える規格はどれでしょう?
現在、市場に出回っているものの規格では「11g」「11n」「11ac」のいずれかです。
最近のスマホやパソコンでは、ほぼ「11ac」を採用していると思います。
また、11シリーズには、使用する電波帯が2・4Gヘルツ帯のものと、5Gヘルツ帯のものがあり、同じ周波数帯を使う規格は互換性があって、どの組み合わせでも通信ができます。
ただし、通信速度は遅いほうの規格の実効速度となので、2・4Gヘルツ帯にしか対応していないWi-Fiルーターと5Gヘルツにしか対応していないWi-Fiルーターとは直接通信できないけど、Wi-Fi通信の基地局となる「Wi-Fiルーター」が両方の周波数に対応していれば、Wi-Fiルーターを介することで通信ができます。
数年前まで、2・4Gヘルツ帯にしか対応していないWi-Fiルーターが多かったですが、現在は、多くのWi-Fiルーターが2・4Gヘルツ帯と5Gヘルツ帯の両方に対応しています。
Wi-Fiルーターも同様で、数年前までは2・4Gヘルツ帯にのみ対応した機種が多かったですが、現在の主流は2・4Gヘルツ帯、5Gヘルツ帯の両方に対応した機種となっています。
Wi-Fiルーターの周波数帯域
まずWi-Fiルーターの電波は、使用する周波数帯域が2種類あります。
昔のWi-Fiルーターは2.4GHz帯の電波を使用されてきました。
最近では、5GHz帯の電波の帯域も使用するようにもなりました。
という事で、現在では2.4GHz帯と5GHz帯の2種類の電波が無線LAN(Wi-Fi)ルーターでは使用されています。
その為、Wi-Fi対応機器には2.4GHz対応の機器と2.4GHzと5GHz対応の機器があります。ただ、5GHzのみに対応している機器は基本的にありません。
2.4GHz帯の特徴
2.4GHz帯は、14chが利用可能なチャンネルです。
特徴としては、バンド幅が長いので隣り合うチャンネルでは電波の干渉を起こしてしまいます。
同一電波圏内では電波干渉を起こさない組み合わせが重要で、干渉を起こさない為に5ch開ける必要があります。
- 1ch、6ch、11ch
- 2ch、7ch、12ch
5chを開ける必要があるので、電波干渉を起こさない為には、使用できるチャンネルは3つまでとなります。
これにより同一電波圏内では、アクセスポイントが3つまでしたか設置できず、アクセスポイントの設置が密集している場所では電波干渉が原因でWi-Fi電波障害を起こして、接続に問題を起こす原因となります。
5GHz帯の特徴
5GHz帯のチャネル同士は2.4GHz帯のように隣り合うチャネルで電波干渉がないため、
19chのすべてを電波干渉無で利用することができます。
2.4GHz帯が3つである事に比べると6倍以上となり、Wi-Fi電波汚染の解決策として有効です。
ただし、Wi-Fiスポット等の屋外で利用する場合はW56の11chとなります。
無線LAN(Wi-Fi)ルーターの無線規格と特徴
無線LAN(Wi-Fi)ルーターの電波の無線規格には、下記のものがあります。
通信規格 | 理論最大通信速度 | 周波数帯 |
---|---|---|
IEEE802.11b | 11Mbps | 2.4GHz |
IEEE802.11a | 54Mbps | 5GHz |
IEEE802.11g | 54Mbps | 2.4GHz |
IEEE802.11n | 1000Mbps | 2.4GHz/5GHz |
IEEE802.11ac | 2167Mbps (規格上は6933Mbps) |
5GHz |
IEEE802.11ad | 4600Mbps (規格上は6756Mbps) |
60GHz |
電波の無線規格にもそれぞれ特徴があります。
周波数帯 | 2.4GHz帯 | 5GHz帯 |
---|---|---|
無線規格 | 802.11n 802.11g 802.11b |
802.11ac 802.11n 802.11a |
電波の混雑具合 | Wi-Fi以外の製品も含め、対応機器か多く、混雑しがち | Wi-Fi以外の対応機器はほとんどなく、比較的空いている |
つながりやすさ | 遮蔽物があっても比較的つながりやすい | 壁など、遮蔽物があるとつながりにくい |
メリット | ・5GHzよりも電波が遠くまで届く | ・他の無線との干渉が少ないため、通信が安定している |
デメリット | ・同じ周波数帯の機器(無線ルーター、電子レンジ、Bluetooth、電話機など)が多く存在するため、電波干渉しやすく、通信が不安定になりやすい | ・壁や天井などの障害物に弱い ・通信距離が長くなると電波が弱くなる |
- 5GHzに接続した方が安定して速度が早いわけとも限らない。
- 無線LAN(Wi-Fi)ルーターから離れていたり、別の階から接続する場合は、2.4GHzに接続した方が安定する場合がある。
- 映像配信サービスなど大容量のデーター通信を行う場合は、5GHzに接続することで他の無線の干渉を受けづらく安定して通信が行える可能性が高くなる。
- 利用状況や環境によって、安定したs通信ができる周波数帯が異なるので、もし通信が不安定な場合は、別の周波数帯への接続を試すと解消する場合がある。
11ac(IEEE802.11ac)技術とは?
11ac技術は、米国電気電子学会(IEEE)にて策定が進められている、次世代無線LAN規格「IEEE802.11ac」にて採用される見込みの、高速化のための新技術です。
従来の11nでは64QAMだったところ、11ac技術では256QAMとすることで、6bit変調(11n)から8bit変調(11ac技術)へ伝送能力を約1.3倍化しています。
従来の11nに比べて高速転送速度は約1.3倍なので、大容量データを短時間で転送でき、無線LANを介したハイビジョン映像の再生もスムーズです 。
IEEE802.11acは、1Gビット/秒以上の実効スループットを実現する次世代無線LAN規格です。
従来の11aや11nと同じ5GHz帯で、下位規格との互換性があります。
理論転送速度は 600Mbpsであり、現状で最速の規格です。
一般的に用いられている無線LANの規格一覧表
規格名 | 理論転送速度 | 使用電波帯域 |
IEEE 802.11ac | 600Mbps | 2.4GHz/5GHz |
IEEE 802.11n(ドラフト2.0) | 300Mbps | 2.4GHz/5GHz |
IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz |
IEEE 802.11a | 54Mbps | 5GHz |
IEEE 802.11b | 11/22Mbps | 2.4GHz |
- ・超高速の11ac技術では、データ転送に余裕があるため、別々の部屋でも快適にハイビジョン映像を再生することが可能です。
- ・HDDを接続することで、NASとして使うこともできます。有線LANもGiga対応のため有線/無線共に快適なデータ転送を行うことができます。
Wi-FiルーターがMU-MIMO、ビームフォーミング対応か?
まず、「MIMO」という技術がIEEE802.11nから採用されこれは、複数のアンテナを同時使用して通信を行う技術でより高速化をすることが可能ですが、複数のアンテナを持たないスマホやタブレットなどには、効果的ではない。
そこで、登場したのが「MU-MIMO」でIEEE802.11acから採用された技術で、MU-MIMOに欠かせないのがビームフォーミングという技術。これは、受信側に向けて電波をビームのようにそちらの場所へ送信するというもの。MU-MIMOはこれから対応機器が増えると予想されるので、出来るだけMU-MIMOの対応のWi-Fiルーターへ買い替えて置いても良いでしょう。
Wi-FiルーターがNASとして活用可能?
NAS(ナス)は、「Network Attached Storage」の略で、通称「ネットワーク対応HDD(ハードディスク・ドライブ)」とも言われ、有線・無線ネットワークに直接接続するHDDで、ファイルサーバーとして活用する専用機器。
Wi-FiルーターにUSBポートが備わっていて、HDDやUSBフラッシュメモリーなどを接続して、ネットワーク利用してそれなの記録機器へアクセスス出来る機能がWi-Fiルーターに備わっている機種もあります。
このNASを利用して、ネットワークに接続しているスマホやタブレットなどで画像や動画、音楽などを気軽に共有できるという機能です。
Wi-Fiルーターのシェア数で選ぶ
Wi-Fiルーターのメーカーも色々とあります。
日本で販売されているメーカーとしては下記の通りです。
- バッファロー
- NEC
- エレコム
- TP-Link
- IODATA
- ASUS
- NETGEAR
この中でもシェア数が高いのはバッファローとNECなので、サポートなども考えるとこの2社を選んでいれば安心でしょう。
初心者の為のWi-Fi(無線LAN)ルーター
初心者の為のWi-Fi(無線LAN)ルーターを書いてみたいと思います。
Wi-Fiとは?
Wi-Fiは、もともと無線LAN機器の業界団体がつくったブランドネームで、違うメーカー間でも、無線LAN機器どうしが正常に通信ができる。
現在では「無線LAN」とほぼ同じ意味として使われています。
じゃ無線LANってなに?
LAN(ローカルーエリアーネットワーク)は、パソコンやスマホどうしがデータ通信をするための方法で、有線(ケーブル)で接続した[有線LAN]から始まっています。
これをワイヤレス(無線)化したものが[無線LAN]です。
有線LANは初め、企業などのパソコンのデーターのやりとりをする事で普及しましたが、高速のインターネット同線(ブロードバンド)が一般に普及しはじめて、インターネットとパソコンをつなぐ方法として主流になりました。
そして、スマホや夕ブレット端末の誕生でワイヤレスでインターネットに接続する方法が、一般家庭にも無線LAN(Wi-Fi)を使用するのに加速させました。
そもそもWi-Fiルーターとは何のことか?
昔は、インターネットというと電話回線にモデムを利用してLANケーブルをパソコンに接続してインターネットをやっていました。
今は、Wi-Fiの機能で無線接続をして、スマホやタブレットなどでインターネットを楽しんでいると思います。
そこで、登場するのがWi-Fiルーターです。
Wi-Fiルーターは、契約しているモデムからWi-Fiルーターを利用して無線で電波を飛ばしてくれる機器です。
インターネットの技術と共に、今後もWi-Fiルーターも進化していくので、スマホやタブレット、パソコンなどを最新なものに買い替えた場合に、最大限にWi-Fi機能を利用する場合は、このWi-Fiルーターの買い替えも考えた方が良いでしょう。
Wi-Fiルーターとハブの違いは?
最近では、バブを使う事も無くなってきましたが、そもそもハブって何?と思う人も多いのではないでしょうか?バブとは、モデム、ルーターから接続されたLANケーブルを分岐させる機器のことです。
昔は、LANケーブルのみの時にバブを利用して接続できるLANケーブルを増やすのに使用しました。
今では、このバブもWi-Fiルーターに組み込まれていて、Wi-FiルーターにLANケーブルを複数接続出来るようになっています。それでも、LANケーブルが足りない場合はバブを利用しますが、今ではWi-Fi技術が便利になっているので、LANケーブルを使用せずにWi-Fiで済ませる場合が多くなっています。
Wi-Fiルーターの最適な設置場所
家の中にWi-Fiルーターを設置するとしたら、一番とこが最適か?
電波を隅々まで行き渡らせたいなら、もちろん家の中心が良いでしょう。
そして、2階建てなら1階の天井近くが良いかもしれません。
回線通信業者からのリース機器にWi-Fiルーターを有線LANで接続します。
その際、リースされている機器に合わせてWi-Fiルーターのモードを変更しておく必要があります。
リース機器がONUなどなら「RT」(ルーターモード)に、ルーターならば「BR」(ブリッジモード)にします。
物によっては、自動で判別するWi-Fiルーターもあるので、その際は変更する必要がありません。
ONUなどの機器は「LAN」端子でWi-Fiルーター側は「WAN」端子に接続しましょう。
それと、念の為にケーブル接続の際は各機器の電源は切っておきましょう。
電源を入れる際は、リース機器→Wi-Fiルーターの順で電源を入れて確認しましょう。
ランプがなどを確認して正常に起動すればWi-Fiルーターの導入完了です。
Wi-Fiルーターが繋がりにくい時
Wi-Fiルーターの設置場所を見直そう。Wi-Fiルーターとスマホ・タブレット、PCの距離がどの程度か?そして、重要なのが壁や天井、床、家具など遮断する物が多いとWi-Fiの電波が届きにくい場合があります。
その場合は、Wi-Fiルーターの設置場所を見直すことで、状態が改善する場合があります。
もし、設置場所を変更できない場合は、無線LAN中継器を設置して、Wi-Fiの電波が届きにくい場所の中間点を経由して電波を届きやすくする機器です。
Wi-Fiルーターは、コードレス電話機、FAX、電子レンジなどの周波数と同じ場合があるため、電波干渉の影響でネットに繋がりにくい場合は、Wi-Fiルーターの電波周波数(チャンネル)を変更すると改善される場合があります。
- Wi-Fiの電波が届かない場合はルーターの場所を移動する。
- 無線LAN中継器を設置して届かない場所へも届かせる。
- 電波干渉で繋がらない場合は、チャンネルを変更してみる。
安全にWi-Fi接続する方法
安全とは、自宅でのWi-Fi通信を盗聴・傍受されないやただ乗りされない、スマホやパソコンに保存されたデータや情報か漏洩しないという点です。
最も基本的な手段としては、Wi-Fi通信を暗号化して接続をするという事が大切です。
パスワードの人力を必要としない暗号化なしの通信はとても危険です。
簡単ですが、WPA2方式のAESという方法を選択するだけでも危険性が減ります。
まずこれで。盗聴される危険性は大きく下がると思います。
次に、パスワード(暗号化キー)の設定の仕方についてですが、工場出荷時のパスワードは無意味な文字と数字列であることが多く、極めて覚えにくいので、自分で覚えやすいパスワードに変更すると良いと思います。
ただ、ここで重大な過ちを犯してしまうのが、「12345678」のような単純なものや、すでに自分が別のアカウントのパスワードとして使用しているものを使い回すのは厳禁です。
推測しやすいパスワードだと、他人に自宅のWi-Fiにただ乗りされるという可能性があります。
さらに、自宅に「セキュリティユニット」を導入することで、万一の情報漏洩を防ぐことができます。
例えば、プラネックスのSAKOKUの場合、ウイルスや不正アプリによる、ユーザーが意図しない外部への通信を感知し、自動的に一通信を遮断してくれる機能は良いですね。
まとめ
Wi-Fiにつなぐ機器が増えたり、インターネット動画をよく見る、そして最新のスマホやタブレットなどに変更したタイミングでWi-Fi(無線LAN)ルーターを変更した方が良いかもしれませんね。
そして、最近では光回線(1Gbps)に替えたなどを理由で対応するWi-Fiルーターへ買い換えるのも良いかもしれません。